共働き家庭の家計簿のつけ方と分担ルール
共働きだとお互いに収入があるから、なんとなく安心してしまいますよね。でも、実際のところは「相手が貯金してるだろう」って思い込んでたら全然貯まってなかった…なんてケースも珍しくないんです。
夫婦それぞれが好きに使えるお金があるのは嬉しいものの、家計全体が見えづらくなるのが共働き世帯の悩みどころ。そこで、まずは家計簿をつける仕組みをしっかり作ることが大切になってきます。
アプリなら続けやすい!クラウド共有がおすすめ
家計簿って聞くと「めちゃくちゃ面倒くさそう」って思いません?レシートを集めて、電卓叩いて、ノートに書き込んで…正直、仕事と家事で忙しい共働き夫婦には厳しいですよね。
でも、最近の家計簿アプリはすごく便利になっていて、スマホで撮影するだけで自動的に記録してくれたり、クレジットカードや銀行口座と連携して支出を自動で分類してくれたりします。
特に共働き家庭におすすめなのが、クラウド型の家計簿アプリです。夫婦で同じアカウントを共有すれば、お互いがいつでもスマホから家計の状況を確認できるんです。どちらか一方だけが管理するよりも、ふたりで見える化することで「気づいたらお金が消えてる」っていう事態を防げます。
完璧を目指さない!ざっくり管理でOK
家計簿を続けるコツは、完璧を求めないこと。数円単位でズレたからって、別に会社の経理じゃないんだから問題ありません。食費と日用品の線引きがあいまいなら、とりあえず「食費」にまとめちゃってもいいんです。
週末にまとめて入力するとか、自分たちのペースでやればOK。大事なのは、1か月でどれくらい使っているかの傾向をつかむことなので、細かすぎる管理はむしろストレスになって続きません。
| 家計簿の方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 家計簿アプリ | 自動記録・自動分類で手間いらず。夫婦で共有しやすい | アプリの使い方に慣れるまで時間がかかることも |
| クレジットカード明細 | 支払いをカードにまとめれば明細が自動で家計簿に | 現金払いの記録は別途必要 |
| 手書きノート・エクセル | 自分好みにカスタマイズできる | 入力の手間がかかる。ふたりで更新しにくい |
共働き夫婦の家計分担、どうすればうまくいく?
共働きだからこそ悩むのが、家計の分担方法。独身時代の感覚で「自分の稼いだお金は自分のもの」って思ってると、なかなか貯金できないんですよね。
分担ルールを決めておくと、お互いに納得感があって家計管理もスムーズになります。
共同口座に入れる金額を決める方法
共働き夫婦に一番おすすめなのが、共同口座を作って、そこに毎月決まった金額を入れる方法です。生活費や貯蓄に使うお金を共同口座にまとめて、残りは各自が自由に使える仕組みにしておくと、公平感があります。
収入に差がある場合は、比率で分担するのもアリ。たとえば「夫7:妻3」とか、お互いの収入バランスに合わせて調整すれば不満も出にくくなります。
費用ごとに担当を決める方法
もうひとつよくあるのが、費用ごとに担当を決める方法。たとえば「家賃は夫、食費と光熱費は妻」みたいに分けるパターンです。それぞれが担当する費用を支払って、残ったお金は個人が自由に使えるので、お小遣いの縛りがないのが魅力。
ただし、相手の担当分を気にしなくなりがちなので、定期的に家計全体を確認する習慣をつけたほうがいいですね。
どちらかがまとめて管理する方法
片方がお金の管理が得意なら、その人が全体を担当するのもひとつの手。収入をまとめて、生活費や貯蓄を采配して、お互いにお小遣いを決めるスタイルです。
貯金がしっかり貯まりやすいのがメリットですが、管理する側がちゃんと情報を共有しないと「勝手に使ってるんじゃないか」って疑念が生まれやすいので注意が必要です。
- 共同口座タイプ: 毎月決まった額を入れて、残りは自由に使える
- 費用別担当タイプ: 家賃・食費など項目ごとに担当を決める
- 一括管理タイプ: 得意な方がまとめて管理し、お互いにお小遣いを渡す
家計管理を成功させる3つのポイント
分担方法や家計簿のつけ方を決めても、それだけじゃうまくいかないこともあります。共働き夫婦が家計管理を成功させるには、ちょっとしたコツがあるんです。
月1回は夫婦でお金について話す時間を作る
一番大事なのが、定期的にお金について話し合うこと。月1回でいいので、お互いの収支や貯蓄の状況をシェアする時間を設けましょう。「今月は食費がちょっと高かったね」とか「ボーナス入ったら旅行行きたいね」とか、そういう会話をするだけで、ふたりの家計に対する共通認識ができていきます。
お金の話ってしづらいと感じるかもしれませんが、一緒に暮らす以上は避けて通れないテーマ。むしろオープンに話せる関係のほうが、お互い安心できますよね。
貯蓄の目標を具体的に決める
「なんとなく貯金したい」じゃなくて、「3年後に家を買うために500万円貯める」とか「子どもの教育費として月3万円積み立てる」とか、具体的な目標を設定するのがめちゃくちゃ大事。ライフプランを話し合って、必要な貯蓄額を計算すれば、今いくら貯めればいいのかが見えてきます。
天引き貯蓄や自動積立を使えば、給料が入ったタイミングで自動的に貯蓄される仕組みが作れるので、意識しなくてもお金が貯まっていきますよ。
完璧じゃなくていい!自分たちに合う方法を探す
家計管理に正解はありません。ふたりの性格や収入バランスによって、最適な方法は違うんです。だから、気になった方法をまず1か月試してみて、合わなかったら別の方法に変えてみる…そうやって柔軟に調整していくのがコツ。
完璧を求めすぎると疲れちゃうので、「だいたいうまくいってればOK」くらいの気持ちで続けていきましょう。大切なのは、夫婦で協力して家計を良くしていこうっていう姿勢です。